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浄化槽の点検費用について解説!相場と安く抑える方法

前面道路に下水道が埋設されていない住宅は、浄化槽にしているケースが多いです。
浄化槽は定期的な点検や清掃を行わないと故障の原因にもなりかねません。
そのためこの記事では浄化槽の点検相場について紹介します。

 

最後には浄化槽の点検費用を抑える方法を紹介するので、これから浄化槽を設置する住宅を建築する方や点検を控えている方はぜひ参考にしてください。

浄化槽の点検費用について解説!相場と安く抑える方法

浄化槽の役割について

そもそも浄化槽について詳しく知らないという方に向けて、ここでは浄化槽の役割や種類について紹介します。

浄化槽とは?

浄化槽とは家の汚水を浄化して放出する装置です。
小型の汚水処理装置とも呼ばれています。

 

一般的には生活汚水は下水管を経由して外へ排出されます。しかし田舎などの地域では前面道路に下水管が埋設されていないため、浄化槽を使って処理していることも多いです。
実際全国の20%の住宅は未だ浄化槽を使っていると言われています。

なぜ点検が必要

浄化槽の点検は浄化法上、所有者が行うよう義務付けられています。
点検をしなければ浄化槽法定検査で指摘されることになります。

 

また義務付けられているだけでなく、点検を行わなければ故障の原因にもなりかねません。
浄化槽はさまざまな機器が取り付けられており、どれか一つでも具合が生じるとうまく処理されなくなる可能性も高いです。

 

さらに故障したまま使い続けると最悪の場合は破損にもつながり、浄化槽全体を交換することにもなりかねません。
そのため定期的な点検を行い、正常を維持する必要があります。

浄化槽の点検費用の相場

では浄化槽の点検はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
費用一覧を以下の表にまとめました。

費用一覧 費用相場 頻度
保守点検費用 1万円~2万円前後 年3回~4回
清掃費 2万円~3万円 年1回~2回
7条検査 1万3,000円 設置してから3か月~8か月と
その他の費用
  • ブロア電気:7,000円前後
  • 修理費:10万円以上
  • 電気代は月々
  • 修理費は30年想定

上記の費用を細かく解説していきます。

保守点検費用

保守点検の費用相場は1万円~2万円前後となります。
浄化槽も居住者の人数によってサイズが異なるため、保守点検費用に差額が生じます。

 

4人家族などであれば2万円前後が一般的ですが、アパートやマンションとなると10万円近い価格になることもあります。
保守点検は年に3回から4回ほど行うため、一般家庭の方は10万円前後を目途にしておきましょう。

清掃費

浄化槽の清掃費用の相場は2万円〜3万円前後となることが多いです。
もちろん浄化槽の大きさなどによってことなるため、一般家庭サイズと認識しておきましょう。
また清掃は年1回もしくは2回程度が一般的です。

7条検査

7条検査とは浄化槽を設置してから3か月〜8か月間に1度だけ行う検査です。
浄化槽が正しく稼働しているのか、処理する水に問題がないかの検査を行います。
費用は13,000円です。

その他の費用

点検費用や清掃費用とは別に「ブロアの電気代」と「修理費用」が発生する場合があります。
ブロアとは浄化槽内の水の浄化を行う微生物へ酸素を送り込むポンプのことを指します。
酸素を送り込まないと微生物が死んでしまい、浄化できなくなります。
そのため常に稼働させておく必要があり、月々7,000円前後の電気代がかかります。

 

また浄化槽が故障した場合の修理費用は10万円前後。
もちろん故障範囲が大きくなるとさらに高額にもなりかねません。
浄化本体の耐久は30年近くと言われておりますが、周辺機器は故障しやすいため、定期点検が重要となります。

浄化槽の点検費用を安く抑える方法

浄化槽の点検費用は決して安い価格ではありません。
さらに年に数回発生することから少しでも安くしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ここでは点検費用を安く抑える2つの方法を紹介します。

複数の見積もりを取る

浄化槽の定期点検の費用相場を紹介しましたが、業者によって価格が大きく異なることがあるため相見積もりを取ることで費用を抑えることができます。
例えば保守点検費用の相場は1万円から2万円以内とご紹介しましたが、業者によっては3万円近い見積もりを提示してくる場合があります。

 

もちろん浄化槽の大きさによって費用が異なるため、正しい金額であるかもしれませんが、1社だけの見積もりでは適正価格か判断できません。
そのため2社3社と複数見積もりを取り、安い業者を見つけることが大切です。

定期契約などを利用する

保守点検を依頼する業者は、年間ごとや複数年に渡って契約すると1回当たりの費用を抑えることができます。
業者にとっても1度きりの依頼より、継続してくれる顧客の方が利益が安定するため、定期契約によって費用を安くしてくれる場合が多いです。

 

そのため単発で依頼するのでなく定期契約を検討してみましょう。
また定期契約することで、早期に故障個所を発見できるため、大きな修理に発展しにくいメリットもあります。

まとめ

浄化槽は年に数回保守点検と清掃を行う必要があり、トータルで10万円近い費用が発生します。
一見高いと思われがちですが、後の故障を考慮すると、定期的に点検は行っておくようにしましょう。
とはいえ少しでも安くしたいという方は「相見積もり」と「定期契約」などを行うことで費用を抑えることができます。

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